会員のみなさま、こんにちは!
今週の月曜日に無事「スィートホーム」が千秋楽を迎えることができました。
救いのないお話ではないのですが、題材が実際にあった事件を元にしたもので、テーマとしてはとても重く、お客様にどのように受け止められるのか心配でしたが、おかげさまでとってもご好評いただく事ができました^^
初日を迎えた後、口コミで広がっていったようで後半に向けて「良いって評判を聞いて」というお客様からの注文が多く、ラストの2日間は補助席も少しお出しするような盛況ぶりとなりました!
ご来場いただいたみなさま本当にありがとうございました。
今回、2月7日の産経新聞に劇評が掲載になりましたので、こちらでも掲載させていただきます!
ぜひぜひお読みください^^
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トム・プロジェクト「スィートホーム」鋭い日澤演出、見応えある俳優陣
家族が家族を殺したとき、残された家族はどうすべきか。近年、評価を高めている劇団チョコレートケーキの作・古川健、演出・日澤雄介のコンビが重い問いをはらむ舞台に挑んだ。
裕福に育った14歳の大輔(辻井彰太)は両親と祖母を殺害し、少年院に送致される。3年を経て退院が近づき、少年院の医師(西尾友樹)は生き残った祖父(高橋長英)と接触する。妻と息子夫婦を殺された祖父は孫を許せないが、唯一の肉親として闇の解明と向き合うことになる。
現在の独白や夢から過去の場面が去来し、大輔の生い立ちが明かされる。幼少時には子育ての主導権を競う「2人の母」、つまり祖母と母親が衝突し、中学になると両親は成績を厳しく問い、大輔は追い込まれてゆく。だが、彼は今なお、なぜ殺人を犯したのか自分でも分からないという。
状況は類型的だが、現在の問いと過去のシーンとを重ねて描くことで、かつて順調だったはずの家庭がいびつに見えてくるあたりが演劇的で優れている。死者たちの存在は引力のように現在に作用し、祖父の心を揺さぶる。
殺害の場を動きなしで描くなど抑制の利いた日澤演出が鋭い。後日の墓参りで、祖父と孫が再会するラストシーンが感動的だ。
憔悴(しょうすい)し、惑う頑固な老人を高橋が誠実に演じる。辻井が不可知な内面にあがく若者を力演。無邪気な祖母役の大西多摩恵も好演だ。
9日まで、東京・赤坂レッドシアター。(演劇評論家 小山内伸)
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この「スィートホーム」でトム・プロジェクト二十周年記念公演がすべて終了いたしました。
2回目の成人式、そして還暦...と迎えられるように精進してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!!
そして2015年度の最初の作品「満月の人よ」が動き出しました。
スィートホームの千秋楽の次の日、2月10日より稽古が開始になりました。
東京公演は4月21日からですが、3月10日の沖永良部公演が初日となります!
そして、佐賀・福岡・千葉と公演があり、あとは東北の演劇鑑賞会を巡演してきます^^
2012年ぶりの再演ですが、キャストも2名変わりましたのでまた違った感じの「満月の人よ」に仕上がるのではないかと思います。
トムトム倶楽部の先行予約は来週の月曜日から開始になります!!
こちらもどうぞよろしくお願いいたします☆
「スィートホーム」無事終了いたしました!
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