日本の誇る三大美人の産地はというと・・・秋田美人に博多美人と京美人。
しかし、その地方の方々には申し訳ないが、私の中での三大美人産地は、福井に長野に山形県。
正直言うと、秋田にはほとんど足を運んだこともなく、美人がいるのかどうかはベールに包まれているといった方が正確である。
そして、ついに秋田を訪れる日が来た。柄本明ひとり芝居を秋田は能代で開催(3月4日)。
私にとっての関心事は秋田公演というよりも、むしろ『秋田美人の探索』である。
しかして秋田に美人は・・・いた。スタッフ・キャスト一同で宿泊したホテルフロントのメガネをかけた女性が実に奥ゆかしい雰囲気をまとっている。美人というよりも知的かつ可愛いというのが正確であろうか。年の頃は26か27歳といった風か。
「何とかして彼女とたくさんお話をしたい」と思い、外に出かけるたびに鍵をフロントに預けるという苦肉の策にでてみる。ちょっとコンビニに行ったり、ちょっと駐車場に行ったりするたびに鍵を預けてみる。今となってはコンビニや駐車場に本当に用事があったのかどうかさえ覚えていない。
見よ、彼女を! メガネをかけた目元からは知性が滲み、シンプルに結ばれた髪の毛からは雪の匂い。白い肌は、きっと化粧をしていなくても化粧をしているように見えるいわゆるナチュラルメイク。
その笑顔を見るたびに私は思う。「秋田美人とは東北の温かい家庭と美味しい水、美味しいお米が作り上げるのだ」と。
メガネから感じられる知性とファッション性にはメガネベストドレッサー賞を送りたい。主催の日本医用光学機器工業会にはホテル部門というのを新設するよう検討してもらえないものだろうか。
秋田に行くときにはあのホテルに泊まることにしよう、必ずな。
秋田美人に会えた嬉しさと、プロポーズしとけばよかったという後悔を胸に、秋田はやはり美人産地の名に恥じない土地だったということが分かって良かった。
秋田万歳! メガネの奥の瞳の光に万歳!
(筆:さかもっちゃん)
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